
1940s-1970s
〜紡績メーカーとしての創業から”一貫生産メーカー”へ〜
ICHIBOは1947年に熊本県荒尾市にて創業した九州紡網株式会社をルーツとしています。当時は、有明海の海苔漁業に必要な漁網用の綿糸を主に生産しているメーカーでした。
その後、次第に衣料用ニット糸の生産も手掛けるようになり、1951年には第一紡績株式会社として九州紡網株式会社から独立。
需要が急増していたメリヤス素材向けニット糸の生産へ、ますます注力していくこととなります。
さらに、1971年には肌着用ニット生地の編立工場の㈱サリ-ニットを1973年には晒・染色工場の㈱イチボウアルマを設立し、糸だけにとどまらず、ニット生地の編立・加工までを開発する一貫生産メ-カ-としての設備背景を確立します。


1980s-2000s
〜業界の常識にとらわれないチャレンジ、”開発のICHIBO”〜
1980年代からは「高級化」と「差別化」をキーワードに、当時の最新機種であった「革新紡機」の導入をはじめ、同一産地の綿花のみで糸をつむぐ「単一混綿シリーズ」や、紡績メーカでありながら、小売店へ直接商品を納める直取引など、業界の常識にとらわれない新たな取り組みへ、次々とチャレンジをしていきます。
1990年代に入っても、糸からの素材開発はICHIBOの重要なテーマであり続け、業界内では"開発のICHIBO"との異名をとるほど、多くの素材開発を行うことで、スポーツアパレルやアウトドアブランドなど、新たな販路への展開にも広がっていくこととなります。
今なお「光沢感」と「柔らかさ」で高い評価を得ている「PURE BREEZE(ピュアブリーズ)」も、この時代に開発されたコットン素材です。
2010s-
〜ICHIBOのこだわり素材をさらに多くの人々へ、”ファクトリーブランド”スタート〜
そして、2010年代。ICHIBOの新たなチャレンジとしてファクトリーブランド事業がスタートしました。
その第一弾は、”素肌に身につけるものだからこそ、素材にこだわるべき”といったコンセプトのもと、ICHIBOのこだわりを詰め込んで開発した上質肌着ブランド「荒尾の和糸」です。
さらに2017年には、世代や性別を超えたより多くの人々へ”ICHIBOのこだわり素材”をお届けするべく、定番カットソーブランド「IITO」をスタートさせました。
創業以来こだわり続けてきた「ICHIBO」の”着心地”を、是非お試しください。

